青少年委員会

委員長 中村 寿人

昨今、新しいテクノロジーは我々の想像を超え、急速に進化してきております。これは非常に素晴らしいことですが、適切な知識がなければ、大人でも様々な危険にさらされる可能性があります。特に、未来の大部分が更に進化したテクノロジーによって形成される子ども達には、正しい知識を早期に身に付けてもらうことが非常に重要です。最先端のデジタル技術をただ教えるのではなく、実際にデジタル技術に触れさせ、感じさせることで、デジタル技術に関して十分な知識と理解を持つこと、つまりデジタルリテラシーを身に付け、これからの時代に適切に活用できるよう必要な情報を自ら取捨選択し、他者と協同し、社会に役立てるような健全で責任を持ったデジタル市民を育てることが重要です。

また、家庭の経済状況や住んでいる地域の違いによって、子ども達が得られる体験の機会が不平等になってしまう「体験格差」が広がっております。友達と遊ぶ、自然に触れる、デジタル技術に触れる、様々なスポーツ活動、文化活動、他文化との交流や地域イベントへの参加といった、誰かにとってのあたりまえを体験することが難しい子ども達もいます。これにより、学力だけではなく、個性を出すことの素晴らしさや、他者を認め周りと協力し合うといった社会性の形成、他者を理解し相手のことを思いやる相互理解を深めることへも悪影響を与える恐れがあります。

そこで2025年度の青少年委員会は、最先端のデジタル技術に自分で触れて感じてみて、日常生活や社会で健全に正しく活かしていけるような学びの機会を提供します。また、デジタルでは得られない集団でのリアルな体験活動を経験することにより、集団の中の個としての自分と、周りの人たちと共に生きる力の育成、心豊かな人間性や社会性の形成を、所得や住んでいる地域、国籍に縛られることなく、船橋に住んでいる青少年全てが成長できるきっかけを与えられるような取り組みを目指します。

 

委員会事業計画

・正しいデジタルリテラシーを身に付け、健全で責任を持ったデジタル市民に育つ機会の提供

・体験格差を無くし、個性を出す事の素晴らしさを体感し、相手を認め相互理解を深める機会の提供

・当事者意識を持った会員拡大

 

まちづくり委員会

委員長 伊藤 隆盛

船橋市の人口は年々増加しており、まもなく65万人を迎えようとしています。中核都市として益々大きくなる船橋をより魅力あふれるまち、明るい豊かなまちへと発展させていくためには、船橋市の持つ特性を活かし、地域で人やもの、経済が循環する地域循環型のまちづくりが必要です。

そのためには、地域の構成員である市民がまちの魅力を知らないことには成り立たちません。

船橋市は都心から近いベッドタウンであり、歴史からみても宿場町として栄えてきたまちで、そこには産業や産物、地勢、伝統的なまちなみ、祭りごとや行事、多種多様な有形無形の地域資源があります。

 これらの地域資源を知る機会を提供することで、まちの魅力を認識し、まちに誇りを持ち、その魅力を大切にしようという気持ちを持つ人が増え、より自覚的になることで、同世代の仲間に伝わり、次世代へも想いが受け継がれていくこととなるでしょう。

また、このようなまちづくりをするためには、その地域を支える思いやりをもった人材の育成も重要だと考えます。

地域を形作っているのは人であり、何事においても仲間や他者と協力し合って物事を進めていくことは必要不可欠です。そして人を敬いながらも自分の思いが伝えられるような人材が育つことで、船橋のまちの魅力をより一層高めることが出来、さらに活気のあふれる地域となるはずです。

そこで、2025年度まちづくり委員会は、地域資源の強みや魅力を知る機会を提供し、他者への思いやりをもった人材を育成する活動に取り組んでまいります。

 

委員会事業計画

・船橋の地域資源を知る機会の提供

・思いやりのある人材育成

・会員相互の交流の機会の提供

・当事者意識をもった会員拡大

会員拡大委員会

委員長 加納 慶太

近年、会員拡大担当の役職を設置したことにより、船橋青年会議所には多くの新入会員が加わりました。新入会員の入会は、組織に新たな視点や価値をもたらし、新しいエネルギーを注ぎ込みます。これは船橋JCの活動の幅を広げる大きなチャンスです。

しかしながら、入会2年未満の会員が多数を占めており、青年会議所の本質や役割を十分に理解できていないという課題も浮上しています。目的を達成するためには、組織の理念を深く理解し、会員全員が青年会議所の魅力や意義、学びの場としての価値を認識することが不可欠です。

私たちは、過去の会員数減少による一時的な危機を乗り越えつつありますが、今後も成長を続けるためには、引き続き会員拡大に力を入れることが重要です。特に、会員拡大を進める際には、入会歴にかかわらず、新たな会員との積極的な交流を通じて友情を深め、互いに成長できる環境を整えることが大切です。新入会員の増加は組織にとって大きなプラスとなり、その効果を最大限に活かすためには、会員全員が自分自身の役割と責任を理解し、積極的に行動することが求められます。また、全ての会員が当事者意識を持ち、共に行動することが、会員拡大の成功に繋がります。さらに、会員増加における組織のメリットを皆で認識していくことが必要であり、その理解が深まることで、組織全体の一体感が強まり、さらなる発展が期待されます。全員が主体的に青年会議所の魅力を外部に伝えることで、さらに多くの仲間を迎え入れることができるのです。

今後、私たちは会員間の交流をより一層促進し、友情や信頼を深めることで、青年会議所に参加することのメリットを実感できるような環境を整えていきます。この環境の中で、会員の意識変革を図り、拡大の動きをさらに活性化させていきます。また、新入会員が早期に青年会議所の活動や価値を理解し、積極的に関与できるよう、研修やフォローアップ体制の強化にも力を入れていきます。

青年会議所は40歳で卒業を迎える団体であり、常に新しい力が必要です。会員拡大は我々に成長の機会を与え、出会いを通じて考え方や行動を変えるきっかけを与えてくれます。既存会員がこの拡大運動に関わることで、自ら意識変革をし、組織全体の成長に貢献することが可能です。

これまで培ってきた伝統を大切にしつつ、時代に即した新たな価値を創造し、地域社会に貢献し続ける団体であり続けるために、私たちは会員全員で協力し、会員拡大に取り組んでまいります。

 

委員会事業計画

・当事者意識を持った会員拡大

JC活動に積極的に参加できるようになるための研修やフォローアップ体制の強化

・会員間の友情や信頼を深められる環境の整備

わんぱく相撲事業実行委員会

委員長 小林 菜々美

わんぱく相撲は、国内各地200地区の青年会議所主催で予選大会が行われ、その参加者は約4万人となります。

そして、予選大会から勝ち上がった者が全国大会への出場の切符を手にします。

 我々、公益社団法人船橋青年会議所は、昨年初めて「わんぱく相撲大会」を開催いたしました。

小学1年生から小学6年生の男子のみの募集でしたが、合計80人以上の多くの参加者に恵まれ、小学4年生から小学6年生の代表者が千葉県大会、全国大会まで勝ち上がり、両国国技館で素晴らしい取組みを行いました。

 最近の子どもたちはスポーツ離れが増えていると言われています。相撲はただ相撲という競技を行うだけではなく、競技を通し精神的にも身体的にも鍛えられます。また、相撲は取り組みが終わったら勝敗に関係なく立礼するというルールがあり、礼儀作法そして心や思いやり育む場でもあります。

 そんな相撲は子供に思いやりのある心を与えるので今年もわんぱく相撲船橋場所を開催いたします。

また、今年度は幅広い子どもたちに相撲を通して得られる、礼儀作法や思いやりに触れてもらうことを目的として、男子の部のみではなく女子の部の開催も目指します。

女子の部の開催、そして2回目の開催を行うことにより、昨年の洗練された大会運営を目指し、船橋青年会議所の知名度の向上に繋がります。

以上のような思いを胸に「わんぱく相撲」の企画及び運営に努めてまいります。

 

委員会事業計画

・わんぱく相撲の開催

・船橋青年会議所の知名度の向上