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理事長所信

はじめに

船橋青年会議所理事長
2019年度理事長
村上 朗子

船橋青年会議所は1970年に誕生し、現在に至るまでの50年のあゆみの中で、船橋のまちに様々な影響を及ぼしながら、船橋とともに歩み、進化し続けてきました。

そしてついに2019年、公益社団法人船橋青年会議所は創立50周年を迎えることとなります。

このような大きな節目となる年に、我々現役メンバーはなにをすべきなのでしょうか。

まず、このまちにおける問題点、課題、目指すべき目標や未来像を整理して明確にするとともに、現在の船橋市において我々の置かれている立場を客観的に把握します。

そして、ここで今一度船橋青年会議所の足跡を振り返り、創立以来諸先輩方が紡いできた歴史に対し最大限の敬意を払い、故きを温ね、そこから学ぶべき点を大いに学びます。その上で、未来へ向けて今後どのように活動していくべきであるか、公益社団法人船橋青年会議所として船橋のまちのために一体何ができるのかを考え、指針を示します。

何をするにも適切な目標設定から全ては始まります。これまでの歴史を大事にしながらも、今の時代、我々が置かれている立場、状況、現状の問題点を的確に捉え、よりよい明るい未来の実現のため、何が最もふさわしい目標であるかを考え、分析し、目標を設定し、メンバー間で同じ目標を共有します。そして、若い力をもって全力を尽くして目標に向けて活動を行います。


まちの活性化とそのための発信力強化

船橋のまちを活性化するため、公益社団法人船橋青年会議所は、先駆者として率先して、皆が豊かに、幸せになるための活動を行っていきます。

船橋では様々な団体、個人がまちを想って頑張って活動しています。そのような人々の頑張りが報われ目標が実現するように、我々は市民や行政、諸団体などと協同して、まちを活性化するために活動を行っていきます。

また、公益社団法人船橋青年会議所がこれまでにまちのために様々な活動を行ってきたことについてはご承知のとおりですが、今後、まちにとってより一層存在感や影響力のある存在であるべきです。それでこそ青年会議所としての活動をする意味があります。

そこで、船橋のまちをより一層活性化させるために、そのような我々の活動の様子をより多くの市民へアピールし、我々の想いをまちに広く波及させることで、船橋のまちへよい影響を与え、まちをさらに元気にします。そして、公益社団法人船橋青年会議所が、船橋のまちにとってなくてはならない存在であると市民に認識されるべく邁進していきます。

さらに、このような船橋のまちの活性化が船橋の中だけで完結するのではなく、日本全体へ、ひいては世界へと広がっていくように、我々は活動とその発信を続けていきます。


経済活性化とリーダー育成

まちを活性化させ、進化させるためには、経済の活性化が不可欠です。経済活動が活発になり、人々の消費や社会活動が活発化することで、相互作用によりまち全体が活気を帯びていきます。そのため、経済活動が活発化するためになにが必要であるか、また、企業はまちから何を求められているのかについて研究し、考察します。

そして、まちをよりよくするために活動したり、経済活動をより活発にするために仕事に励んだりするにあたっては、一人一人がバラバラに活動するよりも、複数の人が同じ目標をもって力を持ち寄りそれぞれの能力を発揮することで、より大きなことを成し遂げることが可能となります。このようなことから、まちの活性化、経済の活性化には、人を束ねて目標達成に向けて統率するリーダーの育成が不可欠であるといえます。

リーダーは、適切な目標設定を行い、その目標を仲間に示し共有し、目標達成を実現できるのであり、また、仲間はただ指示に従うのではなく、当事者意識をもってそれぞれが目標へ向けて頑張ることで、はじめて目標を達成できるのです。

そこで、経済活性化やリーダー育成のために必要なことを皆で学んで研鑽を積み、そこで得た能力や技術をまちに還元し、船橋のまちをさらに進化させていきます。


強くてやさしい青少年の育成

船橋のまちをより一層進化させていくために、未来の人材育成も不可欠です。そして、船橋の未来を担う子どもたちには、どのような環境にも適応し、どのようなものとも共存し、かつ自らの道を自ら拓くことのできるような、強くてやさしい大人になってもらいたい。皆が前向きに、明るく、たくましく、生きてく強さを身につけて、人にやさしく、自分自身の存在も大事にする、つまり自分も相手も思いやることができれば、人が社会生活を営む上で生じる様々な問題(いじめ、他害、自死、ストレスによる心身症等)はかなり解決できるはずです。そして、皆が互いの存在を認め、思いやりあいながら強く生きることができれば、そのように芯のある大人によって営まれる社会もまた強くてやさしいものになります。

そこで、子どもたちが強くてやさしい人間に育っていくために必要なことを目一杯子どもたちに教え、明るい未来を作り上げます。


会員拡大と会員相互のサポート

青年会議所の活動にマンパワーが必要であることは否めません。活動が社会に与える意義、得るものの大きさ、素晴らしさを広く深く伝えていくことが重要となります。

また、メンバー各自が、それぞれのスタンスで、自発的に楽しく充実感・達成感を感じて活動に参加できるように、あらゆる角度から組織内部を見直す時期に来ています。青年会議所での活動も仕事との両立ができて初めて充実するものであり、それは十分可能です。会員同士が幸せを分かち合い、苦しい時には助け合い、一生の友となるように、会員をサポートしていきます。


進化し続けるための工夫

何かを一から生み出し作り上げるには、どのような背景事情があるのか、何が求められているのか、何を目標・目的とするのか、どのように想いを具現化するのか、といったことを考えながら試行錯誤していかなければならず、いわゆる生みの苦しみというものを経なければいけない場合もあります。また同時に、あまり表面化しにくいものの、実に多くの様々な事務作業が必要となります。その中でも、本当に大事な手順は守りつつ、必ずしも必要でないと考えられる事務作業は効率化し、必要以上の負担が生じてしまうことのないように、仕事も青年会議所の活動も共に充実して打ち込めるように工夫をしていきます。

青年会議所に限らず、団体というものは構成員が入れ替わりながら、常に新しく生まれ変わっていくものです。それにもかかわらず、考えることをせずに漫然と同じことを続けていくだけでは、組織は硬直化し衰退していくのみです。公益社団法人船橋青年会議所が常に進化するためにどうすべきであるかを考え続け、実現しつづけます。


おわりに

今後さらなる発展を遂げ、上り調子で進み続けるべく、我々は青年として若い力を最大限発揮し、英知と勇気と情熱をもって全力で活動に取り組みます。そして公益社団法人船橋青年会議所は進化し続けていきます。


スローガン

日々是進化(ひびこれしんか)


基本計画

一、50周年の総括と未来への道標の提示

一、船橋にとって不可欠となる船橋青年会議所の実現

一、適切な目標を示し統率できるリーダーの育成

一、強くてやさしい青少年の育成

一、会員同士を思いやるための方策検討

一、超積極的な会員拡大