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理事長所信

はじめに

船橋青年会議所理事長
2011年度理事長 
堀池 栄幹

私たち(社)船橋青年会議所は41年前の1970年に誕生しました。「住みよい船橋のために」を合言葉に、OB諸先輩方や地域の方々と手を取り共に歩み、額に汗を流し少しでも船橋のため活動をしてきた歳月があるからこそ実績と信頼が生まれ、現在の青年会議所を支えているのではないでしょうか。

また、今の私たちがこの創始の精神を受け継ぐことが重要であり、改めて会の存在する意味を再度認識し、現代にあった活動を司ることが出来る機会でもあります。

私たち、青年会議所の役割の1つとして目に見える形で、明るい豊かな地域の実現を目指して一歩一歩確実に前進して行かなくてはなりません。

地域を担う青年として英知と勇気と情熱をもって「明るい豊かな社会」を実現すべくためにありとあらゆる手段を試し、私たちの心の奥に眠っている「熱意」を奮い起し、求められている役割とは何かを常に考え行動し活動していきます。

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求められるリーダーシップ

私たちJAYCEEとして、また地域の担い手として、数多くの場面でリーダーシップを求められています。

地域や組織を発展させる為に必要なものを考えたとき、あらゆる場面で、活動の機軸となるのは明確な目的を持ち、的確な判断力を持ち、強い志を持ち、人としての素直さや優しさ、品格、また知性などを兼ね備えた「人」ではないでしょうか。

青年会議所にはそれらの資質を高めるための優れた研修プログラムや機会の場が数多く存在します。こうした機会を十分に生かし、新たなことを挑戦することで、人としての魅力が上がり、自己の能力を高めることになります。また、JAYCEEとしてそこで得た経験を少しでも多くの人へ伝えていくことが私たちの役目ではないでしょうか。


未来を担う子どもたち

地域を創造する上で、青少年育成は重要な課題です。

最近の子どもたちを取り巻く環境は日々変化しており、情報の多様化により便利になった反面、成長の上で大切なプロセスを考えることなく、容易に答えがすぐ導ける環境が一側面としてあると考えます。このことは、将来を生き抜く子どもたちにとって、必要となる生きる力の低下の要因ともいえます。

たしかに、便利な世の中になることは、素晴らしいことだと思います。

しかし、必要な時期に労することをせず、人の考えや、努力なしで答えを導いていくことは、その子どもたちの将来は明るいものとは言えないでしょう。

私は、むしろ成長過程にある子どもたちは、失敗を恐れずに、自分自身の力で考え、答えを導くためのプロセスこそが重要であり、生きるための問題の解き方を教えることより、「なぜ学ぶのか」、「どのように学ぶのか」を一緒に考えて、一人一人に合わせた問題解決の仕方、学び方を身につけさせることのほうが大切だと考えます。

私たち青年会議所は、船橋の未来の担い手でもある子どもたちに「育てる」から「育つ」環境をつくりだすことで、思いやりや感謝の心を伝えるきっかけを創造し、まちの発展につながると考えます。だからこそ、子どもたちの無限の可能性を引き出し、「子どもたちの未来」のために取り組んで行きます。


会員拡大の必要性

全国の青年会議所の最も重要な課題でもある会員の減少があり、私たち(社)船橋青年会議所においても例外ではありません。

減少の要因として、景気の低迷などにより、ここ近年の会員拡大は特に厳しいものがあります。会員拡大の必要性を再度確認し、会員同士での目的意識を持つことがとても重要です。青年会議所に入会して良かったと思えるよう会員各自が目的に向かい刺激し合うことで、たくさんの仲間との出会い、会員を増やすことが出来るのではないでしょうか。

また、近隣の青年会議所や我々のOB諸先輩方との繋がりを強化することにより幅広い知識や情報を得ることも必要と考えます。

熱意、誠意を込めて、共に喜びを分かち合える仲間を一人でも多く増やし、友情を育むことが、青年会議所の本来の目的でもある「明るい豊かな社会」の実現に近づくことができます。


新公益法人制度改革

我々の(社)船橋青年会議所も2009年の総会において新公益社団法人格を目指すことを決議し、今日まで新公益制度に関する制度の仕組みや、改革に向けての対応また知識や勉強、議論を重ねて参りましたが、本当に私たちは同じ方向を向き進んでいるのでしょうか。

今一度、我々が培ってきたものや組織進化のあり方を再度踏まえたうえで、公益社団法人格取得することとはなにか、より具体的に制度改革を行って参ります。また、公益社団法人格を取得するための公益団体ではなく、より身近で地域に根差し必要とされ頼れる存在の公益法人を目指すことを考え行動して参ります。


むすびに

私たち青年会議所の進む道は、自分自身が変わり、自らが動き、周囲の人たちの行動のきっかけとなり、自らの手で道を切り開いていくものです。

私たちの地域にたいする強い想いがあればこそ熱意が人に伝わり、何をなすべきかが思いつくのではないでしょうか。

さらには、「熱意」を持って誠実に取り組むことにより、自ずと(社)船橋青年会議所の更なる進化の力となります。

私が、感銘を受けた言葉の一つに松下幸之助氏の言葉があります。

 

自分には自分に与えられた道がある。
天与(てんよ)の尊(とうと)い道がある。
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

他人の道に心をうばわれ、思案に立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道を開くためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。

 「松下幸之助 道をひらくより抜粋」PHP

 

「明るい豊かなまちづくり」のために、私たち一人ひとりの「熱意」で、これからの道をきりひらき、明日へと繋がっていくことでしょう。


事業計画

一、 未来を担う子どもたちを育む事業の開催
一、求められるリーダー育成
一、会員の拡大による組織の強化
一、円滑な組織運営
一、公益法人格制度改革に向けての取組み