1月 例会 ~今、おとなにできること 子供を守る地域の光~
2014年度1月例会へご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
深刻の度合いを増している児童虐待の問題。本例会は、この問題を具体的に取り上げ、講演とパネルディスカッションを通じ
“児童虐待のない社会”・“虐待を受けた子ども達を健やかに育てていく社会”の実現に向け、今、市民一人ひとりが何をすべきか、
何ができるのか、問題意識を共有し、行動に繋げるきっかけをつくるものでありました。
第一部の講演では、千葉県市川児童相談所 所長 蔦木明彦氏より児童相談所の実態・実状、そして虐待の現状と課題を
伝えていただきました。
また、第二部パネルディスカッションでは、日色理事長がコーディネーターとなり、パネラーには、講演をいただいた蔦木氏、
前船橋市家庭児童相談室 室長 塚越幸代氏、船橋市民生委員・主任児童委員 冨田由美子氏、
淑徳大学総合福祉学部 社会福祉学科教授 柏女霊峰氏をお招きし、それぞれの立場から、虐待問題の現状と現場の取り組み・地域に
おける見守り等について、お話をいただきました。
更に、これらに対する有識者(柏女氏)からのコメントをいただき、パネル後半では、市長の公約にも掲げられた市独自の
児童相談所の設置について、それぞれの立場から課題と意見を出していただき、意識を高めることができました。
制度的充実が図られ、虐待防止に向けた取り組みは着実に前進してはいますが、未だ多くの課題が山積していることは事実であります。
この例会が“虐待のない社会”・“虐待を受けた子ども達を健やかに育てていく社会”の実現に向け、それぞれが一歩を踏み出すきっかけと
なれば幸いです。